【コラム】政党の代表選挙と今後の影響
先月、自民党と立憲民主党の代表選挙が行われたことは皆様ご存知かと思います。
立憲民主党については、予想通りの結果だったのですが、自民党については、1回目の投票で高市氏が予想外に票を伸ばしていたので、もしかして…と思ったりもしたのですが、最終的には予想通りで石破氏となりました。
私個人としては、正直なところ、誰が代表になろうと、一生懸命やって、日本を良い方向に導いてくれたらそれでよいと考えています。
が、石破氏が選出された途端、為替市場が慌ただしくなったりと(巷では石破ショックと呼ぶんだそうです)、何だか不穏な動きもあるようです。
ところで、こういった選挙が行われた後、必ずと言っていいほど「ノーサイド」という言葉が使われるのですが、果たしてその精神に基づく行動が実施されているのかは甚だ疑問です。
きれいごとなんて言わずに、「信用できる人だけで人事を固めて盤石化し、耳障りな言葉をかき消した上で、政務に励みます」と言ってくれた方が、よっぽど信用できると思うのですが、ひねくれた考え方ですかね…。
それはともかく、石破氏も野田氏も、「何を考えているか分からない人」というイメージを持っています。政治家歴が長く百戦錬磨でしょうから、おそらく表の顔と裏の顔を使い分けてくると予想しているのですが、そうなると政治の見える化(=開かれた政治)は難しくなるのかなという気がしています。
まぁ、あれこれ考えても仕方がないので、お二方とも、国民の利益の直結する政治を行ってくれたらなぁと思います(政治改革の議論はほどほどで、物価対策等に力を入れてください!)。
弁護士 湯原伸一
「リーガルブレスD法律事務所」の代表弁護士。IT法務、フランチャイズ法務、労働法務、広告など販促法務、債権回収などの企業法務、顧問弁護士業務を得意とする。 1999年、同志社大学大学院法学研究科私法学専攻課に在学中に司法試験に合格し、2001年大阪弁護士会に登録し、弁護士活動を開始する。中小企業の現状に対し、「法の恩恵(=Legal Bless)を直接届けたい(=Direct delivery)」という思いから、2012年リーガルブレスD法律事務所を開設した。現在では、100社以上の顧問契約実績を持ち、日々中小企業向けの法務サービスを展開している。
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