松本人志さんが文春に対する訴訟を取り下げ
「人気お笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志さんが週刊文春の記事で名誉を傷つけられたと訴えた裁判で8日、双方が合意し、訴えが取り下げられました。」との報道がされています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241108/k10014632791000.html
訴えの取下げは、被告が答弁書を出すなどして応訴した後は、被告の同意がなければできません。
ということは、文春側も納得しての訴訟終了といえます。
さて、訴えが取り下げられば被告が支払いなどをしなくてよくなるのになぜ被告の同意が必要になるかということですが、被告がいったん訴訟に対応した以上、被告にとっても判決を得ることにメリットがあり得るからです。
被告が勝訴判決を得て確定すれば、再度訴えらることはないというか、厳密には仮に訴えられても今回の裁判の判断が拘束力を持つので(既判力)、再度中身を争わなくても既にこういう判決が出てるのでということで勝てます。
特に、訴訟が進んで勝ち確な状況になっているときに、取り下げますので同意してもらえませんかといわれても、いやいやそれはないやろということになる場合も多いのではないかと。
他方で、例えば、訴訟外で話がついたりしたときなどには、訴えの取下げに同意することもあります。
事実上もう蒸し返すことはないだろうから取下げを認めてもよいというような場合もあるわけです。
私の経験上、取下げで一番驚いたのは、事前になんの話もなく、当日にいきなり相手方(原告代理人)が取り下げますと言ってきたケースです。
これからいよいよ本格的な攻防になると気合いを入れて臨んでいたので、聞き違いか???、訴訟を続けたくないほど俺の顔が怖かったのか???などと考えました(笑)
さすがにこんなことは最初で最後だと思われます。
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