兵庫県民がバカだとか、若者は考えが足りないとか、SNSは恐ろしいなどという兵庫県知事選に対する総括では展望は開けない。斎藤知事と立花氏らのフェイクが効果が出る下地が兵庫県政にあったことを認めよう。
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本日2024年11月19日から新しい斎藤元彦牽制が始まります。
11月17日投開票日だった兵庫県知事選の得票結果は以下の通りでした。
▽斎藤元彦(無所属・前)111万3911票 当選
▽稲村和美(無所属・新)97万6637票
▽清水貴之(無所属・新)25万8388票
▽大澤芳清(無所属・新)7万3862票
▽立花孝志(無所属・新)1万9180票
▽福本繁幸(無所属・新)1万2721票
▽木島洋嗣(無所属・新)9114票
最終盤の世論調査でも稲村氏が斎藤氏をリードはしているという結果ばかりでしたから、最終コーナーで斎藤氏が稲村氏を追い抜き、直線で一気に突き放したのがこの結果だと思われます。
これについて、SNSが戦術的な決め手になったというのはその通りでしょう。
ただし、それは東京都知事選で石丸伸二氏が自ら仕掛けたのと違い、今回は斎藤氏応援で名を売りアクセス数を売ろうとしたNHK党の立花氏の功績です。
なにせ、立花氏一人で数十の動画を配信してその再生回数は1500万回を超えたそうですから。
SNSの効果が若年層ほどあったことは間違いない。
斎藤元彦氏の兵庫県知事再選を受けて、吉村洋文大阪府知事が百条委員会について「兵庫県議会がどうするのかが問題になる。継続する正当性はあるのか。」と恫喝!むしろ今こそ斎藤氏の疑惑全ての真相究明が必要だ。
しかし、この結果をSNSの功罪とか立花氏の爆発力だけで説明しては分析を誤ると思います。
今回の知事選の投票率は55・65%で、2021年の前回選(41・10%)を14・55ポイントも上回りました。
ちなみに我が兵庫県で2000年代に入って投票率が50%を超えたのは、参院選と同日選だった2001年(56・21%)と2013年(53・47%)の2回だけです。
また県選管によると、当日有権者数は446万3013人で、期日前投票をした有権者は94万4541人で、過去最多だった前回選(60万1439人)の記録を更新しています。
これだけのムーブメントが起こり、普段は投票に行かない有権者が投票に行き、しかもその多くが県議会で全員から不信任案を突きつけられて失職した斎藤氏に投票したというのは、実は兵庫県ならではの特殊事情もあることを知っておいてください。
斎藤氏も実は井戸知事並みに既得権益層に支持されていたのだが、そこは浸透しなかった。
斎藤元彦兵庫県知事を産んだ製造物責任は自民党安倍派5人衆だった西村康稔元経産相にもある。斎藤知事当選の秘密は「人は維新、金は自民」。斎藤氏は自民党から1年で4000万円の寄付を受けていた。
実はわたくし、一生懸命に9条の会の活動や近畿原爆症弁護団の事務局長をやっていた20年くらい前に、神戸市長選挙に市民派候補として出馬されないかと要請されたことがあるんです。
もちろん、その器ではないので丁重にお断りしましたが、その時市民団体の皆さんから説明されたのは、神戸市の市長が戦後ずっと助役上がりの市長ばかりで、その候補を共産党と新社会党以外の主要政党が相乗りで推すという状況が当時で半世紀も続いているという話でした。
さらにその市議会全体の指示を受けている市長を市職労まで応援していて、両者が結託しており、市政の腐敗を正すきっかけが全くないのだというのです。
だから神戸市のリベラル左派にとっては市民の統一候補を押し立てるのが夢なのですが、なかなか実現もしないとのこと。
それは兵庫県も同じで、斎藤知事の前の知事で兵庫県政史上最多の5期20年にわたり県政を牛耳り、知事の公用車はセンチュリーじゃなきゃ嫌!と言い張った井戸俊三知事まで、実に70年以上も自治省・総務省の官僚ばかりが知事をやってきています。
これらの知事がやはり国政与野党の大政翼賛会状態で支持されており、対抗馬の知事候補を出すのは共産党だけ。
そして、県職労が知事と全面的によろしくやっているのも神戸市と同じ。
今回、斎藤候補が最終の選挙演説地に選んだ三宮に遊びに行っていただいて、福岡市の中州などの繁華街と比べていただくとよくわかるんですが、神戸と兵庫は衰退の一途をたどっています。
わが青春の地神戸市は、政令都市としても福岡市に人口などを抜かれて置いてきぼりになったままです。
これって、すぐ近くのどこかの話とそっくりじゃないですか?
そう、橋下徹氏が知事になった2008年の大阪府、そして大阪市長になった2012年までの大阪市と似ているんです。
もちろん大阪府知事には悪名高い横山ノック氏など自治官僚以外の府知事もいましたし、黒田府政という革新府政さえありました。
また橋下氏が追い落とした平松邦夫市長はアナウンサー出身で大阪「都」構想反対運動の先頭に立つような温厚かつ賢い市長さんでしたから、大阪府市の官僚機構は兵庫県と神戸市ほど硬直化していたわけではありません。
しかし、特に大阪市での市職労の腐敗は市民の目から見てもはっきりしていて、だからこそ橋下維新の「身を切る改革」が一定の説得力を持ったのです。
これが兵庫県となるとその澱みと停滞は一層明らかでした。
統一教会まで斎藤氏を支援していたのは、たぶん、自分たちも斎藤氏と同じくマスコミの偏向報道の犠牲者だと言いたかったのだろう。
斎藤氏も統一教会も真実が明らかになればさらに批判されるという点で実は共通しているのだが。
【#稲村和美さんを兵庫県知事に】斎藤元彦前知事をN党の立花孝志氏のみならず統一教会も応援?斎藤支持者が反対派市民に暴行?疑惑が多すぎる【#斎藤元彦最低やな】【#斎藤元彦だけは当選させてはならない】
今回の兵庫県知事選挙で、有権者の中で斎藤知事に対する告発文書に着目していた人が意外と少なく、政策重視であったこと。
ABC朝日放送でも読売新聞でも出口調査では、斎藤前知事の3年間の県政について評価を聞いたところ、「大いに評価する」と「ある程度評価する」の合計は全体の7割を超えました。
また、投票で一番重視したことは告発文書問題への対応は1割程度で、政策や公約が最も多い4割近く上りました。
このように斎藤氏に投票した人の多くが告発文書のことは重視せず、斎藤県政の3年間の実績を評価していたことについて、立花氏らのフェイクに騙されていると決めつける向きは多いのはわかります。
確かにそういう面はあって、斎藤氏が自分で言っていた公約を98・7%「達成」したと言っていたのが実は「着手」しただけのものも含むとか、このあたりはフェイクそのものでした。
斎藤知事にどれだけの実績があろうと、違法行為をしていいということにはならない。
しかも大した実績は実はない。
『兵庫県斎藤知事の公約実現率が98.8%? 着手のみで未達成のものを含む【ファクトチェック】』より
日本ファクトチェックセンター(JFC)2024年9月25日
【#維新に騙されるな】日本維新の会の橋下徹・松井一郎・吉村洋文氏らに「業績をアピールしろ」と促され、テレビに出まくった斎藤元彦前兵庫県知事が公約の98・8%を達成したというのはもちろん大ウソ(笑)。
しかし、斎藤知事がやったことのなかで、県職員OBの外郭団体への再就職について65歳以上の天下りを制限したという実績は、硬直した県政に悩まされてきた兵庫県民には評価されたと思うんですよ。
それまでの県の内規では65歳での退職を定めていたのに、斎藤知事の就任前は慣例的に延長されていたのですが、斎藤知事は2022年度に運用を厳格化し、在籍するOBを約60人削減しました。
井戸前知事がこだわって猛批判を受けた知事公用車をセンチュリーからワンボックスカーに変えて見せたのも金額的には実はたいしたことないけど、兵庫県政が変わったという象徴には見えたと思います。
だから、反権力芸人のラサール石井さんが
「社会の底が抜けた。兵庫県民の皆さん大丈夫ですか。政治に無関心な人が、選挙に行かなかった人が、彼を当選させた」
とおっしゃる気持ちはわかるのですが、火のない所に煙は立たぬといいますか、兵庫県民が立花氏にガソリンぶっかけられたら燃え上がる素地は実はあったんです。
センチュリーをアルファードに乗り換えたことで節約できる税金など年間数百万円に過ぎない。
斎藤県政の「実績」なんてそんなものだし、人の命の重さとは比較にならないのだ。
兵庫県知事選で斎藤元彦前知事にも当選の可能性?!斎藤県政で自死に追いやられた職員のうち、県民局長は斎藤氏らのパワハラ、総務課長は斎藤・吉村両知事肝いりの阪神・オリックス優勝パレード問題で亡くなった
また、選挙戦最終盤に兵庫県下29人の市長のうち22人が稲村元美候補を支持するという声明を発表して記者会見をしたとき、当ブログではその日に
「私も2016年のトランプ大統領誕生、2022年のロシアによるウクライナ侵略以来、陰謀論者を観察してきたので予想がつくのですが、兵庫県内29市のうち22もの市長が稲村氏を支持したら、斎藤元彦陣営はむしろこれをチャンスと思うものなんですよ。
これぞ兵庫県の旧態依然たる政治の闇の象徴だ、みたいなことを斎藤・立花一派は言いまくり、火にガソリンを注いで炎上させ始めているに違いないんです。
だから、これだけの首長が稲村支持を表明したのだから安心、ではなくて、かえって斎藤支持が広がる可能性がある。
これが今の日本のサイコパス政治の恐ろしいところです。」
と編集後記に書いたのですが、ドンピシャリでその通りになりました。
稲村氏の支持を表明した首長の市名は、姫路市、尼崎市、西宮市、洲本市、伊丹市、相生市、加古川市、たつの市、赤穂市、宝塚市、三木市、高砂市、川西市、小野市、加西市、丹波篠山市、丹波市、南あわじ市、朝来市、淡路市、宍粟市、加東市。
神戸市と芦屋のハーバード大学卒の最年少市長はさすが、機を見るに敏で加わっていない。
特に、相生市長は記者会見で机を何回も叩いて
「悪いやつを兵庫県から追い出して、新しい風を入れる人は誰や言うたら、稲村や!!」
「私は少なくとも(斎藤氏は)県知事として、資格がないのではないかとも思っておりますわ」
と述べ、再び机をバンとたたき、横にいた別の市長は苦笑いしてるのにさらに
「何が悪い!」
などと述べ、再度、机をバンとたたいたんです。
実際には22市の市長は斎藤知事では兵庫県がダメになるという真摯な危機感からこれだけの行動をしたのだが、相手にうまく利用されてしまう素地が兵庫県にはあった。
2名の県職員を死に追いやった斎藤元彦前知事の失職による兵庫県知事選。兵庫県内29市のうち22市の市長が異例の稲村和美前尼崎市長への支持を表明。どれだけ斎藤前知事が機能していなかったが明らかになった。
それでどっちがパワハラやと立花氏らがその動画を大拡散したそうなんですが、これも稲村候補の方が守旧派で権力側というように見せましたよね。
というわけで、今回の斎藤知事の「奇跡の返り咲き」にはちゃんと理由があり、フェイクニュースが一番効果を生じる嘘とほんとがまじりあった状態にできるほんとの部分もあったんです。
ただSNSは恐ろしいとか、ただ斎藤と立花はけしからんとか、ただ兵庫県民がアホやから選挙ができへん、みたいなことを言っていたら、それは今後の日本社会の行く末をかえって見誤ると思います。
当時井戸知事を弁護したのは、あの公用車の私用使用で有名な舛添元都知事だけだった!?(笑)。
うちも関西広域連合で維新の吉村洋文大阪府知事とむしろ対立しているということで、井戸知事に対してあまり批判しなかったことは反省してます。
編集後記
井戸知事までの70年余りのように知事が全員自治省・総務省からの天下りというのは、日本国憲法に新しく章まで設けられた地方自治の精神に反します。
長野県議会で斎藤氏と同じく不信任決議案を可決され、失職後の出直し選挙でもう一度復活当選しなおして見せた田中康夫知事も功罪比べるとどっちがどっちというような知事でしたが、実は長野県も田中氏登場前はず~~っと自治省の役人が知事をやってたんです。
だから田中知事の登場は爆発的に支持されたし、復活当選もありえたわけです。
問題は斎藤知事が維新と自民の共作の非常に出来の悪い知事で、しかも本当はこの人も総務省出身で、井戸知事を否定して斎藤知事にしてみたら兵庫県政は人が死ぬほどもっとひどいことになっているということなんです。
エリツィン倒してプーチン現る、バイデン倒してトランプ現る、みたいなもので、世の中そんなにシンプルじゃないですね。
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【開票結果】兵庫県知事選 失職の斎藤前知事が2回目の当選
2024年11月18日 5時19分 NHK
兵庫県知事選挙は、17日投票が行われ、失職して臨んだ前知事の斎藤元彦氏が2回目の当選を果たしました。
候補者別、開票所別の得票はこちらから
兵庫県知事選挙の開票結果です。
▽斎藤元彦(無所属・前)111万3911票 当選
▽稲村和美(無所属・新)97万6637票
▽清水貴之(無所属・新)25万8388票
▽大澤芳清(無所属・新)7万3862票
▽立花孝志(無所属・新)1万9180票
▽福本繁幸(無所属・新)1万2721票
▽木島洋嗣(無所属・新)9114票
注目
失職の斎藤前知事が2回目の当選果たす
前知事の斎藤氏が、前兵庫県尼崎市長の稲村氏らを抑え、2回目の当選を果たしました。
斎藤氏は47歳。総務省の理事官や大阪府の財政課長などを経て、3年前の知事選挙に自民党と日本維新の会の推薦を受けて立候補し、初当選しました。
その後パワハラの疑いなどで告発された問題で、ことし9月、県議会から不信任を議決され、失職して今回の選挙に臨みました。
選挙戦では県の行財政改革を進めてきた実績を強調し、若者への投資や物価高対策などの継続を訴えました。
またSNSでの発信にも力を入れました。
投票率 前回選挙を上回る
投票率は55.65%で前回・3年前の選挙に比べて14.55ポイント高くなりました。
斎藤氏「応援 SNS通じて広がる 指摘や批判も真摯に受け止め」
斎藤氏は「皆さんの力が結集して選挙戦を勝ち抜くことができ、大きな支援に感謝を申し上げる。もともとSNSは、あまり好きではなかったが、応援してくれる方がSNSを通じて広がるという、プラスの面をすごく感じた」と述べました。
その上で「改めて今回の文書問題で、県民の皆さんに県政に対する不安を与えたことについて大変申し訳なく思う。選挙戦では、『もっと改革をして県政を前に進めてほしい』という期待を多くいただいた。指摘や批判も真摯に受け止め、県職員や県議会、そして市や町の首長の皆さんとも信頼関係をもう一度構築して県政を前に進めていきたい」と述べました。
稲村氏「何と向かい合っているのか 違和感があったのは事実」
稲村氏は「力添えをいただいた皆さんに心から感謝とおわびを申し上げる。候補者の資質や政策を問う選挙というよりは、何を信じるかが大きなテーマで、斎藤候補と争ったというより、何が争点になったのか、何と向かい合っているのか、違和感があったのは事実だ。立場にかかわらずここからがスタートだと受け止め、兵庫県政が冷静に、正確な情報と建設的な議論に基づいて推進されることを心から願っている」と述べました。
清水氏「SNS駆使 新しい今の時代の選挙戦」
清水氏は「兵庫県政が混乱し、刷新していきたい、なんとか兵庫県をよい形で前に進めていきたいという思いを一生懸命伝えたつもりだが、力及ばず、当選には及ばなかった。SNSを駆使した選挙戦は、新しい今の時代の選挙戦だと思うが、私自身、うまく対応できていなかったと感じる。斎藤さんには、選挙が終わればノーサイドという気持ちでぜひ兵庫県をすばらしい形で前に進めてほしい」と述べました。
注目
【解説】勝因と今後の県政運営は?
神戸局 桐山渉記者の解説です。
Q.斎藤氏 勝利の要因は?
A.斎藤氏自身も話しているとおり、SNSが再選の原動力になったと思います。
NHKの出口調査で、投票する際に何を最も参考にしたか聞いたのですが、「SNSや動画サイト」が30%と、テレビや新聞よりも多くなり、このうちの70%以上が斎藤氏に投票したと答えています。
選挙期間中、SNSでは「斎藤さんは既得権益層に改革を阻まれた被害者だ」という意見が急速に広がって、取材をしていても「SNSを見たら斎藤さんのイメージが変わった」などといった声が多く聞かれました。
また出口調査では投票で重視したこととして「政策、公約」や「改革姿勢」といった回答が「県政運営の安定」よりも上位に来ていて、いずれも半数以上が斎藤氏に投票したとしています。
対立候補が訴えた「県政の立て直し」が有権者に強く響かなかったとも言えそうです。
Q.斎藤氏の今後の県政運営は?
A.選挙で勝利したとは言え、県政の混乱がただちにおさまるかどうか、現時点では見通せません。
告発文書をめぐって、事実関係の調査を進めている県議会の百条委員会は18日、さっそく議員が今後の対応を協議する方針です。
委員を務めるある県議は「百条委員会で追及の手をゆるめるつもりはない」と話しています。
また、選挙戦の終盤には、県内の29市のうち22の市長が「県政のこれ以上の混乱は決して許されない」などとして、稲村氏の支持を表明しました。
民意は斎藤氏を選んだわけですが、県政の安定に向けては当面、予断を許さない状況が続くことになりそうです。
過去最多の7人が立候補
兵庫県知事選挙に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で、
▼前参議院議員の清水貴之氏(50)
▼前兵庫県尼崎市長の稲村和美氏(52)
▼前知事の斎藤元彦氏(47)
▼共産党が推薦する医師の大澤芳清氏(61)
▼レコード会社社長の福本繁幸氏(58)
▼政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)
▼ニュース分析会社社長の木島洋嗣氏(49)
以上の7人です。
今回の選挙は、前知事がパワハラの疑いなどで告発された問題で県議会から不信任を議決され失職したことに伴うもので、立候補者数は過去最多となりました。
選挙戦では、一連の問題を受けた県政の立て直しや、地域経済の活性化策、子育て支援のあり方などをめぐって論戦が交わされました。
期日前投票は過去最多に 前回より34万人増
今回の兵庫県知事選挙で期日前投票を行った有権者は94万4000人余りで、過去最多になりました。有権者全体の20.96%でした。前回のおよそ1.57倍となります。
これについて県選挙管理委員会は「知事選挙が行われた経緯や、過去最多の7人が立候補して激しい選挙戦を繰り広げたことなどから、県民の関心の高い選挙となったことがうかがえる」としています。
【ABCテレビ出口調査】7割超が「斎藤県政を評価」 兵庫県知事選で斎藤元彦・前知事が再び勝利
11/17 20:21 配信
17日投開票の兵庫県知事選挙は、斎藤元彦前知事が再選を果たしました。
ABCテレビが実施した出口調査では、3年間の斎藤県政について7割以上が一定の評価をしていると回答しました。
調査は投票日当日の17日、県内60の投票所で投票を終えた2723人の有権者から回答を得ました。
16日までの期日前投票は、調査結果に含まれていません。
出口調査では斎藤元彦前知事(47)は自民支持層の5割弱、維新支持層の5割強に加え、無党派層からも全候補の中で最も多い5割を超える支持を集めています。
元尼崎市長の稲村和美氏(52)は立憲支持層の6割強を固めたものの、自民支持層や無党派層からは4割程度の支持にとどまりました。
斎藤前知事の3年間の県政について評価を聞いたところ、「大いに評価する」と「ある程度評価する」の合計は全体の7割を超えました。
投票で一番重視したことは、告発文書問題への対応は1割程度で、政策や公約が最も多い4割近く上りました。
最終更新:11/17 20:21
兵庫知事選の出口調査、斎藤県政「評価」7割…「SNS・動画投稿」参考の9割弱が前知事支持
2024/11/17 21:39 読売新聞
兵庫県知事選の世論調査結果
読売新聞社は17日、兵庫県知事選で投票を終えた有権者を対象に出口調査を行った。前知事の斎藤元彦氏の県政を評価する人が7割を超え、そのうちの6割強が斎藤氏に投票。投票の際に最も参考にした情報として、「SNSや動画投稿サイト」をあげた人の9割弱が斎藤氏を支持した。
支持政党別では、独自候補を擁立できなかった自民党の支持層は5割弱が斎藤氏、4割が前同県尼崎市長の稲村和美氏と割れた。立憲民主党支持層は、7割弱が稲村氏に投票。無党派層の投票先は5割強が斎藤氏、3割強が稲村氏だった。
兵庫県庁
斎藤氏の県政運営については、「評価する」が71%、「評価しない」が25%。「評価する」と答えた人の6割強が斎藤氏に投票した。「評価しない」と答えた人は、8割弱が稲村氏を支持した。選挙戦で最も重視した争点は、「教育や子育て支援策」が28%で最も多く、「斎藤氏に関する内部告発問題」23%、「物価高対策」13%と続いた。
調査は68か所で実施し、有権者2062人から回答を得た。
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