斎藤元彦兵庫県知事を産んだ製造物責任は自民党安倍派５人衆だった西村康稔元経産相にもある。斎藤知事当選の秘密は「人は維新、金は自民」。斎藤氏は自民党から１年で４０００万円の寄付を受けていた。
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２０２１年の兵庫県知事選では、自民党と日本維新の会の推薦を得て当選した斎藤元彦氏。
実は、兵庫県議会の自民党県議の多くは最初は井戸知事のもとで副知事をやっていた金澤という人を推そうとしていたのですが、中央の自民党本部は日本維新の会が推す松井一郎・吉村洋文大阪府知事の部下だった斎藤氏を推すことに決め、自民党は分裂選挙になったんですよ。
その時、自民党の中央で維新と協力して斎藤氏を推すことを決定したのが、当時は安倍派５人衆の幹部で事務総長もやってブイブイ言わせていた我が同級生、西村康稔くんでした。
西村元経産相が当時の自民党兵庫県連会長だったんです。
兵庫県知事選3日目。淡路島に入り各所で街頭活動を続けています。島内は私を応援するポスターがたくさんあり、走れば走るほど勇気づけられます。ありがとうございます。洲本市、南あわじ市を皮切りに、西村大臣とともに本日一日も元気いっぱい駆け抜けていきます！#兵庫県知事選挙 pic.twitter.com/VJOS74YuIK
— 元兵庫県知事 さいとう元彦 (@motohikosaitoH) July 3, 2021
東京地検特捜部が安倍派の池田佳隆元文科副大臣を逮捕。すべての安倍派議員への裏金作りに関与した松野博一・西村康稔・高木毅ら安倍派元事務総長らの所得税法違反（脱税）の共同正犯としての立件を期待する。
実際に斎藤氏が兵庫県知事に当選するのには維新の力が大きく、斎藤知事のパワハラ・おねだり問題が起きてからは自民党は早々に斎藤氏に見切りを付けました。
立憲民主党などの会派が主張した百条委員会の設置にも自民党は賛成しましたが、兵庫維新の会は最後まで反対。
その流れで明日１１月１７日投開票の出直し選挙では、当初自民党兵庫県連は斎藤候補の応援を禁止しようとしました。
ところが、自民党明石市議会から猛烈は反発が出て、自民党も自主投票になったんですね。
明石と言えばご存じの通り西村君の地盤。
そう、裏金議員として先の衆院選は無所属での出馬を余儀なくされた西村君ですが、虎視眈々と自民党での復権を狙っており、そのためにも自分の息のかかった斎藤氏に是が非でも出直し選挙で勝ってほしいわけです。
自民党兵庫県連会長として斎藤元彦兵庫県知事との意見交換会を開催。私たち自民党の国会議員が推薦し応援して斎藤知事を誕生させたと自負のもと、県政の様々な課題について、ざっくばらんに懇談しました。今後も、知事と連携し兵庫県の課題について、改革し一つ一つ対応してまいります。 pic.twitter.com/MYANikE9wY
— 西村やすとし NISHIMURA Yasutoshi (@nishy03) November 17, 2021【＃安倍晋三が諸悪の根源】岸田内閣から松野博一官房長官、西村康稔経産相ら安倍派４閣僚らが大量辞職。政治資金規正法違反と脱税と言う犯罪を犯している彼らは裏金の全貌を明らかにして国会議員を辞職すべきだ
斎藤氏が当選した２０２１年度の「さいとう元彦後援会」収支報告書によると、受けた寄付額トップは西村君が会長だった自民県連の２０００万円で、自民党兵庫県第９選挙区支部が５００万円で続くのですが、この第９選挙区というのが明石・淡路島のことで、代表はもちろん
「（斎藤氏の）中心的な後見人」
と知事選の街頭演説で自分で言った西村康稔経済産業相（当時）。
県内選出の国会議員や会派・自民党兵庫の県議が代表の支部なども含めると、自民系からの寄付は確認できるだけで合計４０４０万円で、斎藤氏の後援会収入５５５６万円の7割を占めています。
それに引き換え、維新からは３００万円です(笑)。
いかにも軽い！「赤坂自民亭」で有名になった西村やすとし新型コロナ対策担当大臣が「物資の供給に責任を持つ」。と言っても、ちっとも安心できない件。
今回の兵庫県知事選終盤で兵庫県下２９の市のうち２２人の市長が稲村和美前尼崎市長を推したことで、兵庫県の旧勢力が結集して稲村を推している、やはり改革ができるのは斎藤元彦だけだ、みたいなことを斎藤・立花一派の陰謀論者たちが盛んに言っています。
しかし実は、古い政治に支えられてきて、今も実は自民党・維新の会の応援を受けているのはほかならぬ斎藤元彦候補なんですよ。
＃斎藤元彦だけは当選させてはならない
セクハラ疑惑の細田博之衆議院議長は安倍派前会長。「世界各国美人図鑑」の西村康稔元大臣は安倍派事務局長、パンツ窃盗疑惑の高木毅国対委員長も安倍派。安倍派は女性差別問題の宝石箱や～ｗｗｗ
編集後記
自分の同級生の批判を書くのって、私だってつらいんですよ。
でもうちの学校のあの学年の場合、なんでか知らんけどごっつ権力欲旺盛な奴が多くて、批判しないと仕方ないんです(笑)。
ほんま、中学から一緒の中村君だけでも立候補しないでくれてよかったわ。
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知事の「色」自民？維新？ 維新側「同じ仲間」アピール 寄付額、自民が圧倒的 ／兵庫
毎日新聞2022/12/11 地方版有料記事1492文字
「維新だからできる」と大阪、兵庫両知事の連携をアピールする尼崎市長選の維新候補の選挙運動用ビラ。斎藤元彦知事の顔写真はない＝2022年11月28日午前10時32分、井上元宏撮影
知事選で自民党と日本維新の会が相乗り推薦した斎藤元彦知事の「維新色」はどれくらいなのだろうか？ 11月の尼崎市長選では、大阪府外への党勢拡大を狙う維新候補が街頭演説で「同じ仲間」とパイプをしきりにアピールした。だが、そこに斎藤知事の姿はなく、11月末に公表された知事の後援会の政治資金収支報告書からは違ったイメージも浮かび上がる。【井上元宏】
尼崎市長選投開票日から約10日後、落選した維新新人側のビラを見た自民県議は苦い表情を浮かべた。「（斎藤）知事の了解は得ているのか……」。ビラには「維新だからできる 大阪府知事 兵庫県知事との連携！」といった趣旨の表現が書かれている。別の自民県議は「『斎藤』の名前はなくても連想できる」と話した。
県公報に記載された「さいとう元彦後援会」の政治資金収支報告書（要旨）の寄付欄には自民党の政治団体が並ぶ＝神戸市で2022年11月30日午後8時51分、井上元宏撮影
2021年の知事選では現職後継と目される元副知事を支援する自民党県議団に対して、自民県議の一部が県政刷新を訴える斎藤氏を擁立して新会派「自民党兵庫」を結成。自民県連の推薦手続きが長引く間に維新が先に推薦を決めた。
尼崎市長選の維新新人の事務所開きでは、維新共同代表の吉村洋文大阪府知事が元大阪府財政課長だった斎藤知事を「斎藤さん」と呼び、「一緒に仕事してましたからね」と強調。告示当日も候補者が「同じ維新の仲間です」と声を張り上げた。兵庫維新の会幹部は取材に「両知事は血縁関係みたいなもの」と豪語した。
だが、お金の面は別のようだ。「さいとう元彦後援会」の21年分収支報告書によると、寄付額トップは自民県連の2000万円で、自民党兵庫県第9選挙区支部が500万円で続く。代表は「（斎藤氏の）中心的な後見人」と知事選の街頭演説で自任した西村康稔経済産業相だ。
知事選での寄付の流れ
県内選出では、松本剛明総務相が個人名で100万円と自身が代表の選挙区支部が30万円。他に谷公一防災担当相ら2衆院議員が個人名で各100万円。衆院議員4人が代表の各選挙区支部もそれぞれ100万円を寄付する。会派・自民党兵庫の県議が代表の支部なども含めると、自民系は確認できるだけで計4040万円と、後援会収入5556万円の7割を占める。
一方で維新は、兵庫維新の会が302万円を知事選後の8月に寄付していたが、寄付額は自民側の13分の1だ。
後援会は知事選で斎藤陣営を支援した「ひょうごを前に進める会」に同会の収入の9割超にあたる3000万円を寄付。斎藤知事自身にも選挙運動費用として850万円を寄付しており、選挙運動費用収支報告書に計上された収入1200万円の7割にあたる。後援会とは別に自民党本部からの200万円も計上されている。
本人「無所属」強調
維新が新人を擁立した西宮、尼崎両市長選で斎藤知事は「公務に専念する」としてどの候補者とも並ばず、選挙運動用ビラに写真もなかった。いずれも自民県連も自主支援した無所属候補が当選した。知事は11月24日の定例記者会見で「私自身は無所属で立候補し、今も特定の政党には所属していない。自民党、日本維新の会から推薦をいただいたのは事実。それを踏まえてさまざまな主張はあったんじゃないかなと思う」と述べた。
お金の面では薄い「維新色」。ただ、21年の知事選で吉村共同代表と斎藤氏の街頭演説には人だかりができた。ある維新県議は「私たちの頑張りは（街宣車の）上からみると、よく伝わったんじゃないか。退職金・給与カットなどやっていることは維新っぽい」と語る。一方、自民党兵庫のある県議は「私たちは保守を改革するために斎藤氏を擁立した。資金面でも支えたのは圧倒的に自民だ」と話す。
2023年の統一地方選に向けて両者の綱引きは続きそうだ。
〔神戸版〕
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