大阪地検 元検事正の性的暴行事件 被害者が同僚の副検事を告訴
女性は初公判後の記者会見で、同僚の副検事の女性が元検事正側に捜査情報を漏らしたり、被害の訴えがうそだったといううわさを職場で広めたりしたと訴え、この副検事を国家公務員法違反や名誉毀損などの疑いで、大阪高等検察庁に刑事告訴したことを明らかにしました。
(10月25日NHKニュースウェブから一部引用)
ある程度時間が経過してから性的な被害が訴えられるというケースは珍しくありませんが、多くの場合、客観的な証拠がなく立件が難しいという実情があります。
本件が報道された当初不思議に思っていたのがこれだけ時間が経過する中で立件に至るだけの証拠があったのだろうかと思っていましたが、元検事正自身が加害を認めるような書面をよこしていたり、問題があった夜の宴席の同席者に被害を訴えるなどしていたという事情があったようです。
ただ報道によるとその宴席に同席していた副検事が情報を漏らすなどしていたという被害が主張されているようで、検察という閉鎖的な空間の中でさまざまな思惑が交錯していたようでもあります。
被害女性はいまだ現職の検事ということで、そのような組織の中で在職していることの精神的な苦痛はいかばかりかと思いやられます。
大阪地方検察庁 元検事正を性的暴行の疑いで逮捕 大阪高検 | 弁護士江木大輔のブログ (ameblo.jp)